MT5で「半分だけ閉じたいのに、一部決済できない」と困ったら、保有数量と入力数量だけでなく、銘柄の最小数量・数量の刻み・口座の建玉方式を確認します。MetaQuotesの公式ヘルプは、最小数量と変更の刻みが業者によって制限されると説明しています。[M1] どの業者でも0.01Lotずつ閉じられる、と決めてはいけません。
もう一つの確認は、画面へ入力している数字が「閉じる数量」なのか「残す数量」なのかです。PCの公式の部分決済手順では、Volumeへ閉じる数量を入力します。[M1] 残したい量をそのまま入れると、違う量を閉じる計算になることがあります。
この記事は2026年10月2日に確認したMetaQuotesの公開資料をもとに、PC版の確認手順を中心に解説します。銘柄仕様の数字は説明用の仮定で、特定の海外業者の現行条件ではありません。個別業者の口座へ接続した操作や、実際の約定は未検証です。利用する口座の規約・仕様・最新ヘルプも確認してください。
まず、症状を四つに分ける
一部決済ができないという言葉には、数量を入力できない、ボタンが有効にならない、送信後にエラーが出る、成立したように見えて保有が減っていない、という別の場面が含まれます。いまどの段階にいるかを確認すると、調べる対象が絞れます。
入力できないなら、選んだ画面と銘柄仕様を確認します。エラーなら、表示された文言やコードと送信した条件を記録します。保有が減っていないなら、注文の結果と現在の建玉を見ます。新規の反対売買が増えていないかも確認してください。
起きていること | 先に確かめる項目 | その場で避けたい操作 |
|---|---|---|
半分の数字を入れられない | 最小数量、数量刻み、商品単位 | 小数点以下を増やして通そうとする |
ボタンが使えない | 決済画面か、入力値は正しいか | 新規注文画面で代用する |
無効な数量のエラー | 入力数量と実際の残量 | 同じ数量を何度も送り続ける |
一部しか成立していない | 注文数量と成立数量、結果 | 残りが自動で全て閉じたと推測する |
反対方向の建玉が増えた | ヘッジ・ネット方式 | 数字の差だけで決済済みにする |
別の建玉が減った | チケット、対象銘柄、注文履歴 | 合計の保有量だけで正解とする |
一部決済は、いまの保有量の一部を閉じる操作

保有している取引をポジション、または建玉と呼びます。一部決済は、その量を全部ではなく一部減らす操作です。たとえば0.10Lotを持っていて0.04Lot閉じたなら、数量の計算上は0.06Lotが残ります。利益が出ているときだけ使う操作ではなく、損失のある建玉にも数量の話はあります。
「半分の利益を確定する」という表現だけでは、何を半分にするのかが曖昧です。数量を半分にするのか、表示された損益の金額を半分にしたいのかを区別します。約定価格が変われば、数量が半分でも画面で見た損益額のちょうど半分になるとは限りません。
また、閉じなかった分は保有として残ります。決済済みの損益と、残る数量の含み損益を分けて記録します。一部を閉じたことを、取引全体が終了したこととして扱わないでください。
予約注文の一部取消とも別です。まだ約定していない注文を取り消すことと、すでにあるポジションを減らすことは違います。MT5の取引タブには建玉と未成立の注文が表示されるため、対象がどちらなのかを読みます。[M5]
最小数量・最大数量・数量刻みは別の項目
公式のMarket Watchの銘柄仕様には、Minimal volume、Maximal volume、Volume stepといった項目があります。[M2] 最小数量は一回の取引の小さい側の限度、最大数量は大きい側の限度、刻みは数量をどの幅で増減できるかという条件です。
最小が0.01Lotだから、0.015Lotも使えるとは限りません。仮に数量刻みも0.01Lotという条件なら、0.01、0.02、0.03という並びを確認します。0.015は、その並びの途中にある数です。半分という割合だけで、受け付けられる数量が決まるわけではありません。
仮の銘柄仕様 | 見る意味 | 読み違いの例 |
|---|---|---|
最小0.01Lot | 取引の小さい側の条件 | 0.005でも半分なら可能と思う |
最大100Lot | 取引の大きい側の条件 | 保有全体の制限と同じと思う |
刻み0.01Lot | 数量を変える単位 | 最小だけ見て0.015を入力する |
契約サイズ10万通貨 | 1Lotが何通貨に当たるか | ミニ口座も同じ金額だと思う |
表は説明用の設定です。自分の業者の値ではありません。また、最大数量と、同一方向の保有・予約を合わせた数量上限も別の項目です。[M2][M3] 大きい保有をどう分けて閉じられるかも、対象商品の仕様と業者の説明を確認します。
数字が似ていても、価格の刻みであるTick sizeと、数量の刻みであるVolume stepを混同しないようにします。価格をいくらずつ変えられるかという情報から、Lotをいくつずつ減らせるかは分かりません。
銘柄仕様は、ログイン中の口座と完全な銘柄名で確認する
PC版では、気配値表示の対象銘柄のメニューから仕様を開き、数量に関する項目を読みます。[M2] 通貨名だけでなく、接尾辞を含む銘柄名と、利用している口座・サーバーを確認します。別口座の同じ通貨名の記事を、そのまま自分の銘柄仕様として使わないでください。
同じ業者名でも、口座の種類や商品が違えば条件を確認し直す必要があります。Standard、Micro、Centといった名称だけから契約サイズを一律に決めません。数量、契約サイズ、損益通貨、口座通貨を対応させます。
デモ口座で練習した場合も、デモで見た数量条件が実口座へ必ず同じ形で適用されるとは判断しません。実際に取引する口座へ接続した時点の仕様を確認します。この記事で提示する仮の条件は、操作の理解を助けるために置いています。
確認内容を記録するときは、「最小0.01、刻み0.01」だけでなく、いつ、どの口座と銘柄で見た値なのかを添えます。後で仕様が更新された場合や、別の商品へ切り替えた場合に、元の値と現在の条件を分けられます。
半分にできない代表例:0.01Lotと0.03Lot

仮に、最小数量0.01Lot、数量刻み0.01Lotという銘柄を考えます。0.01Lotの保有を半分にすると0.005Lotです。この値は、仮の最小条件を下回り、刻みの並びにも合いません。小数点以下の桁を増やして入力すればよいという問題ではありません。
同じ仮の条件で0.03Lotを半分にすると0.015Lotになります。最小0.01よりは大きいものの、刻み0.01の並びには合いません。最小数量だけを見て半分にできると判断することを避けます。
この例で0.01Lotを閉じれば、計算上の残りは0.02Lotです。0.02Lotを閉じれば0.01Lotが残ります。どちらも半分ではありません。この記事はどちらを選ぶべきかという投資判断を指定せず、割合と数量条件が別であることを説明します。
自分の目的が「できる限り半分へ近づける」場合でも、勝手に丸めた値を発注しません。閉じる数量と残す数量を自分で確認し、対象条件へ合うかを読む必要があります。丸める方向によって、残る価格変動への影響も変わります。
割合表示を使う補助ツールでは、計算された数量を見る
半分や50%を選べる補助ツールでも、その割合から計算されたLotを確認します。仮に0.03Lotの50%なら0.015Lotです。ツールが0.01へ丸めるなら閉じる割合は約33.33%、0.02へ丸めるなら約66.67%になります。表示の50%と実際の数量を同じと考えないようにします。
これは特定のツールが自動で丸めるという仕様紹介ではありません。使うツールに丸め方の説明があるか、どちらの量を閉じるか、条件に合わないときは拒否するかを確認するための例です。割合だけしか見えず、発注する数量が分からない場合は、その挙動を理解してから利用を判断してください。
閉じる量だけでなく、残す量も計算する
保有をV、閉じる量をCとすると、単純な数量計算は残りR=V−Cです。この計算は、注文がその数量で成立したという条件で使います。送信しただけの数量をCへ入れて、すでに減った保有として記録しないでください。
仮に0.10Lotから0.04Lot閉じるなら残り0.06Lotです。「0.04Lot残したい」という目的なら、閉じる量は0.06Lotになります。同じ二つの数でも、入力したいのがどちらかで操作は違います。
保有量 | 閉じる量 | 計算上の残り | 説明 |
|---|---|---|---|
0.10Lot | 0.04Lot | 0.06Lot | 閉じる欄へ0.04を入れる例 |
0.10Lot | 0.06Lot | 0.04Lot | 0.04を残す目的の例 |
0.03Lot | 0.01Lot | 0.02Lot | 仮の刻み0.01で考える例 |
0.03Lot | 0.02Lot | 0.01Lot | 半分にはならない例 |
0.10Lot | 0.10Lot | 0Lot | 一部ではなく全数量の例 |
決済後に正の量を残すなら、その量が銘柄・口座の現在条件に合うかも業者の説明で確認します。最小取引量から、すべてのサーバーで残る量の判定が同じだと一律に断定はしません。特定の業者の残量条件が分からない場合は、窓口へ確認する内容に含めます。
残りが0になる計算は、取引全体を閉じる場合の計算です。0を残すことを、正の最小数量を下回るから禁止と読まないでください。全決済の扱いと、一部決済後に正の量を残す扱いを区別します。
PCで部分決済を確認する流れ
ヘッジ方式の口座で、PCの公式手順を読む場合は、まず取引タブから対象ポジションを選び、Close Positionの操作で決済画面を開きます。[M1] 通貨名だけでなく、チケット、方向、現在数量を照合してから進みます。
次に、Volumeへ閉じる数量を入力するという案内を確認します。[M1] 残す量ではありません。入力後は、対象銘柄、閉じる量、計算上の残りをもう一度見てください。希望する量と、現在の銘柄仕様を対応させます。
決済の実行は取引の注文です。この記事を読んでいる段階で、画面を見たいだけなのに実行する必要はありません。注文結果を見た後は、現在のポジションの数量と、履歴の成立数量を対応させます。
画面の言語や版で表記が違う場合には、表示される語を公式のヘルプと照合します。スマホやWeb版へ、PCの右クリック手順をそのまま当てはめません。利用中の版と業者のガイドへ戻り、数字を入力する欄の意味を確認してください。
ヘッジ方式で反対の新規注文を出すと、別の建玉になる

MT5はヘッジ方式とネット方式を扱い、採用する方式は口座側で業者が設定します。[M5] ヘッジ方式では同じ銘柄で複数のポジションを持てます。既存の買いの量を減らしたいときに、新規の売りを出しただけでは、別の売りポジションが増える場面があります。
仮に買い0.10Lotを持っていて、新規の売り0.04Lotが別に成立したとします。買いの建玉の量は0.10Lotのままで、売り0.04Lotが別にあります。差し引き0.06Lotという計算をしても、買いの一部決済0.04Lotが成立した記録と同じ状態ではありません。
二つの建玉を持つ状態には、両方の記録、費用、証拠金条件を確認する必要があります。差し引き方向だけを見て、古い取引が一部終わったと記帳しないでください。部分決済の目的なら、どのチケットを閉じる操作なのかを指定します。
チャートのワンクリックパネルは、数量を指定した市場の買い・売り注文を送る機能として説明されています。[M8] このパネルの反対ボタンを、どの口座でも自動の一部決済ボタンとして扱わないことが大切です。
ネット方式では、反対売買の量が保有を減らす場合がある
ネット方式では、同一銘柄につき一つの共通ポジションになります。公式の基本概念は、同じ方向の約定で量が増え、反対方向の量で減少・全決済・反転が起こる仕組みを説明しています。[M5] ヘッジ方式の「別の売りが増える」例を、そのまま当てはめません。
仮に買い0.10Lotへ、売り0.04Lotの取引が成立すれば、数量計算上は買い0.06Lotになります。売り0.10Lotなら数量が同じなので全量が閉じる計算です。売り0.15Lotなら、元の0.10Lotを超え、差の0.05Lotが売り方向へ変わる計算になります。
この反転の例で0.15を、元の買いを一部だけ閉じる数字として扱ってはいけません。目的が少し減らすことなのに、入力が現在量を超えると、別方向の保有が生じる条件があります。発注前に現在量と注文量を比較する理由です。
ネット方式では、複数の約定を一つのポジションとして管理する場合があります。履歴の一件だけから元の全量を読み取ろうとせず、現在の保有と関連する約定を照合します。口座方式が分からないまま、他人の画面と同じ操作をすることを避けます。
Lotの数字が同じでも、契約サイズが違うと通貨数は違う
公式の銘柄仕様は、Contract sizeを1Lotの数量として説明しています。[M2] 0.10Lotという表示だけでは、通貨や商品の数量を一律には決められません。口座名がMicroやCentでも、契約サイズを読まずに、標準口座の百分の一といった換算を当てはめないようにします。
仮の銘柄Aで1Lot=10万通貨なら、0.10Lotは一万通貨、0.04Lotは四千通貨、残り0.06Lotは六千通貨です。仮の銘柄Bで1Lot=千通貨なら、同じLotの数字は100通貨、40通貨、60通貨になります。この例は契約サイズの違いを示す仮定です。
残高表示の単位とも別に確認します。セントで残高を表示する口座と、契約サイズの小さい口座は、名前だけで同じものとは判断しません。口座通貨、商品仕様、価格差による損益通貨を読みます。
問い合わせでも、「0.04を閉じたい」だけでなく、Lotという単位と銘柄名を添えます。数字の意味を伝えないと、数量の制限なのか、価格の欄を読み違えたのかが分かりにくくなります。画面の項目名をそのままメモへ残すと確認に役立ちます。
一部決済後の損益を、仮の円の例で計算する
計算例として、円で価格を示す仮の銘柄で、1Lot=10万通貨、買いの建値150.00円、決済価格150.20円とします。0.10Lotのうち0.04Lotを閉じた場合、閉じた量は四千通貨、価格差は0.20円なので、価格差だけの確定した利益の計算は800円です。
残る0.06Lotは六千通貨です。同じ時点で150.20円という評価価格を仮定すれば、価格差だけの含み利益は1,200円になります。800円と1,200円を合わせれば2,000円ですが、後者は残る取引の評価であり、800円と同じ決済済みの利益ではありません。
もし残る六千通貨の評価価格が149.90円へ変わったという仮定なら、残る量の価格差による含み損は600円です。先に閉じた部分の800円と合わせた価格差の計算は200円になります。最初に画面で2,000円と考えた数字が、そのまま残りの最終利益になるわけではありません。
この例は、手数料、スワップ、Bid・Askの差、実際の注文条件を含めた総損益ではありません。数値の分け方を説明するためのものです。自分の取引では、約定価格と成立数量、費用を使い、確定部分と残る部分を別々に確認してください。
エラー文とコードは、原因を分ける手掛かり
MetaQuotesは取引サーバーの結果コードを公開しています。[M4] 数字が出た場合は、そのコードと注文条件を記録します。一方、手動の画面がすべて同じ形でコードを表示するとは限りません。文言しか分からない場合も、そのまま記録します。
公式結果コードの例 | 公式に示される意味の要約 | 確認する内容 |
|---|---|---|
10014 | リクエストの数量が無効 | 最小、刻み、入力単位 |
10038 | 閉じる数量が現在量を超える | 現在の対象建玉、先の決済結果 |
10039 | 対象に既存の決済注文がある場合など | 重複した依頼と対象数量 |
10030 | 数量の執行方式が無効 | 銘柄・方式、EAの設定 |
10031 | 取引サーバーへの接続がない | 接続状態と注文結果 |
10045 | FIFOの決済順序による拒否 | 対象口座の順序制約 |
10014が出たからといって、最小数量の問題だけに限定はしません。刻みや入力値を含む確認が必要です。10038なら、送信前に見た量が現在も同じか、別の決済が先に成立していないかも確認対象になります。
コードの説明は、個別の取引がどの理由で拒否されたかを記事が最終判定するものではありません。対象口座の現在条件とサーバーの記録を、必要に応じて業者へ照会します。数字を変え続けて、理由の分からない注文を増やすことは避けてください。
手動の一部決済と、注文の一部だけが成立することは違う

自分で0.04Lotを閉じたいと決めて送ることと、もっと大きい注文の一部だけが成立することは別です。MQL5の銘柄属性の説明には、IOCでは可能な部分を成立させ、残りを取り消すなどの執行方針があります。[M3] 利用できる方式は銘柄やサーバーの条件を確認します。
仮に0.06Lotを閉じる依頼をして、記録上0.02Lotだけ成立したとします。元が0.10Lotなら、その成立量に基づく残りは0.08Lotです。送った0.06を引いて0.04Lotと記録すると、残っている量を少なく見積もることになります。
結果コード10010は、リクエストの一部だけが完了したという説明です。[M4] 「成功に近い表示があった」だけで、希望した全部の量が終わったとは考えないでください。依頼量、成立量、現在量を比べます。
残る依頼がどの扱いになるかも方式によって違います。この記事は、部分成立した残りがどの口座でも必ず自動で成立するとは書きません。履歴と現在の注文を確認し、その後どう扱われているかを業者の条件に沿って読みます。
EAや補助ツールを使っている場合の追加確認
MQL5のCTradeのPositionClosePartialは、ヘッジ方式で部分決済を行う関数として説明されています。[M6] ネット方式のすべての口座に、その関数をそのまま共通の解決策として紹介しません。利用ツールの想定する口座方式を確認します。
公式の関数説明は、戻り値がtrueであっても、取引の実行成功を必ず意味しないとしています。[M6] 補助ツールが成功と表示した場合でも、サーバーの結果と現在の保有量を確認します。ツールのメッセージと実際の約定の両方を見る場面です。
同じ銘柄に複数の建玉があるなら、ツールがどのチケットを対象としているかも確認します。銘柄名だけで対象を選ぶ仕組みと、特定のチケットを指定する仕組みは別です。[M6] 片方の建玉を閉じたいという目的に、選択方法が合っているかを読みます。
また、関数に保有超過の数量を渡した場合の説明を、手動画面やすべての生のリクエストへ一般化しません。公式の結果コードには保有超過の決済量のエラーもあります。[M4] コードの一部分だけを見て「超過しても安全に全決済される」と全操作へ保証しないことが大切です。
一部決済した後のSL・TPも確認する
ヘッジ方式の部分決済について、公式の基本概念は、SL・TPが新しい注文によって変更されないと説明しています。[M5] 一部を閉じたから、残る建玉の価格条件も希望する位置へ変わったと判断しないようにします。
たとえば、残る数量へ以前のSL・TPが設定されているかを確認します。閉じた量だけの損益計算と、残る量の決済条件は別の情報です。価格を動かしたい目的があるなら、数量を閉じる操作とは別に、変更の条件と結果を確認します。
ネット方式の扱いへ同じ説明を一律に移すことも避けます。口座方式ごとの継承ルールと、現在のポジションを確認してください。保有が全てなくなった場合と、正の数量が残る場合も分けます。
SLやTPがあることを、必ず指定価格で成立し、予定損失が固定される保証として扱いません。個別業者の約定条件やリスク説明が必要です。この記事で確認したのはプラットフォームの機能説明で、海外業者ごとの価格保証ではありません。
複数の建玉があるときは、合計だけを見ない
仮にヘッジ口座で買い0.10Lotを二件持ち、片方から0.04Lot閉じたいとします。合計0.20から0.04を引けば0.16ですが、その合計だけでは希望したチケットが減ったかは分かりません。対象と結果を建玉ごとに照合します。
二件の建値や保有期間が違えば、どちらを閉じたかによって、確定部分と残る部分の記録も変わります。銘柄名が同じという理由だけで、二つを交換可能な記録として扱わないでください。取引の番号と現在の数量を確認します。
口座にFIFOの制約がある場合は、古いポジションから閉じる順序の条件もあります。公式の口座属性は、この条件に従わない決済でエラーになる場合を説明しています。[M7] ヘッジ方式だから、いつでも好きな順に閉じられるとは判断しません。
目当ての一件が選べない場合には、口座の制約、既存の決済依頼、対象の現在状態を整理します。違う建玉を閉じて試すことを、設定確認の手順にはしません。対象を指定できない理由が分からない場合は、業者の公式窓口へ確認する内容に含めます。
問い合わせ用の数量メモ
記録するもの | 書く内容 |
|---|---|
接続先 | 業者、サーバー、口座種類、実口座かデモか |
対象 | 接尾辞を含む銘柄名、チケット、売買方向 |
現在量 | 操作直前に確認した数量と時刻 |
仕様 | 最小、最大、刻み、契約サイズ |
希望 | 閉じたい数量、残したい数量 |
操作 | 手動決済、反対の新規注文、EAなど |
結果 | エラー文・コード、約定量、現在量 |
追加条件 | 既存決済注文、FIFO、SL・TP |
「半分にできない」をこの表へ分けると、数量条件に合わないのか、操作が新規なのか、対象の量が変わっていたのかを質問できます。0.03を半分にしたいという場合も、0.015という希望と、自分の銘柄の刻みを一緒に伝えます。
口座番号や画像を伝える場合は、公式窓口が求める方法と範囲に従います。パスワードや認証コードを第三者へ共有しません。この記事の公式資料リンクは機能の確認用で、特定の海外業者の利用資格や日本での登録を確認した申込案内ではありません。
よくある質問
0.01Lotを半分の0.005Lotにできますか?
銘柄の最小数量と刻みを確認します。説明例の最小0.01、刻み0.01では、0.005は条件へ合いません。全銘柄・全口座で同じ条件とは限らないため、自分が接続している口座の仕様を読みます。[M2]
0.03Lotの半分なら、最小0.01より大きいので可能ですか?
最小だけでは判断できません。半分の0.015が、数量の刻みへ合うかも確認します。刻み0.01という仮の条件では、その並びへ合いません。閉じる量と残る量をそれぞれ計算します。
Volumeには、閉じた後に残したい数字を入れますか?
PCの公式の一部決済手順では、閉じる数量を入れます。[M1] 0.10から0.04残す目的なら、数量計算上の閉じる量は0.06です。入力欄の役割を、自分の利用画面で確認してください。
反対の売りを出せば、買いの一部が自動で閉じますか?
口座方式によります。ヘッジ方式では新しい反対ポジションが別に増える場面があるため、対象のClose Positionを確認します。ネット方式では、反対取引の量で既存量の減少や反転が起こる仕組みです。[M5]
一部決済が成功した表示なら、希望した全量が閉じていますか?
成立数量と現在の保有を確認します。注文の一部だけ完了する結果や、EAの基本チェック成功と実行成功が別の場面があります。[M4][M6] 送信量と実際の量を同じとして記録しないでください。
一部決済後、利益は出金できる金額と同じですか?
決済損益と、出金できる金額の条件は別です。残る保有や業者の出金条件もあるため、部分決済の数字だけから出金可能額を決めません。自分の口座の現在の残高、余力、出金の案内を確認します。
最小ロットの数字は、同じ業者ならどの口座も同じですか?
口座名だけで同じと判断しません。現在の口座・サーバー・完全な銘柄名で、最小数量、刻み、契約サイズを読みます。[M2] デモや別種類の口座の表示を、自分の取引条件として流用しないようにします。
手数料も必ず閉じる割合と同じ割合になりますか?
業者の条件によります。公式の銘柄仕様は、手数料がLot単位、取引単位、片道や往復などで設定される場合を説明しています。[M2] 比例するという仮定だけで、自分の費用を固定しないでください。
次の操作を決める前に、三つの数量を確認する

現在の保有、閉じる予定、計算上の残りを別々に書きます。そのうえで、最小数量・刻み・口座方式を確認し、送信した後は実際の成立量と現在量へ読み替えてください。半分という割合だけに頼らず、取引の量として確認することが重要です。
部分決済の目的は、指定した建玉の指定した量を閉じることです。ボタンが押せたことやエラーが消えたことだけでは、その目的を満たしたか分かりません。対象のチケット、実際の約定、残る量と決済条件を一緒に照合します。
出典・確認記録
確認日:2026年10月2日。MetaQuotesの公式ヘルプとMQL5リファレンスを確認。個別業者の口座条件・手数料・利用資格・実取引は未検証。数値は説明用の仮定。
- [M1] MetaTrader 5 Help「Executing Trades」
- [M2] MetaTrader 5 Help「Market Watch:Specification」
- [M3] MQL5 Reference「Symbol Properties」
- [M4] MQL5 Reference「Trade Server Return Codes」
- [M5] MetaTrader 5 Help「Basic Principles」
- [M6] MQL5 Reference「CTrade:PositionClosePartial」
- [M7] MQL5 Reference「Account Properties」
- [M8] MetaTrader 5 Help「One Click Trading」




